こんにちは!フリーランスエンジニアののせっち@nosecchi01です。
毎日ワードプレスを触っているのですが、ワードプレス開発の際には必ずLocalを使用しております。
先日下記のツイートをしました。
ワードプレスで簡単にローカル環境を構築できるLocal(旧Local by flywheel)の6.0アプデが神☺️
— のせっち@爆速納品するエンジニア (@nosecchi01) July 1, 2021
「ワードプレスコミュニティへの貢献を更に強化するため、Pro版でしか使用できなかった以下の機能を無料化します」
✅Live Links Pro
✅Instant Reload」
✅Link Checker
✅MagicSync
Localしか勝たん
ワードプレスで簡単にローカル環境を構築できるLocal(旧Local by flywheel)の6.0アプデが神
「ワードプレスコミュニティへの貢献を更に強化するため、Pro版でしか使用できなかった以下の機能を無料化します」
- Live Links Pro
- Instant Reload
- Link Checker
- MagicSync
Localしか勝たん
この度6.0.0へのアップデートで神アプリに進化したので内容を解説します。
Localの基本機能は知っている前提となります。
Local6.0.0でのアップデート内容
以下のアップデートがありました。
- Live Links
- Link Checker
- MagicSync
- Instant Reload
- Cloud Backups
実はこちら元々Pro版にしかなかった機能も含まれています。なぜこんな太っ腹なアップデートをしたのかと言うと… 公式で下記のような記述があります。
We’re doubling-down on our commitment to give back to the WordPress community by making all Local tools and features, including those formerly only available with a paid Local Pro subscription, free and available to all Local users. Live Links Pro, Instant Reload, Link Checker, and MagicSync are all now available by default in the Local app and available to use with a free Local account.
What’s New in Local 6.0.0(Local公式ホームページ)より引用
引用部分の抜粋です。
WordPressコミュニティへの貢献をさらに強化するため、これまで有料のLocal Proサブスクリプションでしか利用できなかったものも含め、すべてのLocalツールと機能を無料で提供し、すべてのLocalユーザーが利用できるようにしました。(後略)
WordPressコミュニティへの貢献のため、ということです。神です。
とはいえ、今回無料版に提供された全ての項目が使えるわけではなく、
使えるもの、あまり使わないかな、というものがあるので、個別に解説していきます。
Live Links(超使える)
今回の6.0.0アップデートで最も多くの人が恩恵を受けられる部分ではないでしょうか?
Live LinkはLocalで開発したワードプレスの外部URLを発行することができます。
これでわざわざテストサイトを作成しなくても、クライアントさんにリリース前のサイトを確認してもらうことができます。
自動的にBasic認証(ID・パスワードは勝手に決まる)もかけてくれるためセキュリティ面も万全です!
6.0.0アップデート前も使えたことは使えたのですが、読み込み速度が遅すぎて使い物になりませんでした…。しかしこちらは、元々Pro版の機能ということもあり、読み込みスピードも問題ありません。
もちろん、専用のサーバーを用意するよりは遅いですが、サイト確認用としては十分です。
スピードについてはあくまで僕の体感なので、環境によっては十分な速度がでない可能性があります。
注意点としては、クライアントさんがいつ確認するかわからない場合は、ずっとLocalを起動しておかないといけないことですね…。
Live Linksを使用する手順
Live Linksを利用するにはLocal Accountが必要です。
ログインしていない状態で、Live Linkをクリックすると、「ログインしてください」というメッセージが出ます
アカウント作成は無料なので作成しておきます。
ログインした状態でLive Linkをクリックすると、URLとBasic認証用のUsername、Passwordが発行されます!
これがワンクリックでできてしまうのは本当にすごい!
「COPY」からurlをコピーできるので、クライアントさんへのシェアも簡単ですね!
Link Checker(超使える)
Link CheckerはBrocken Linkを見つけてくれるツールです。
具体的には404となるリンクを見つけてくれます。
空のリンク(href=””)は見つけてくれないようです。
リンクエラーは致命的なのに気付きにくいので、これは助かります。納品前に走らせると安心ですね!
Link Checkerを使用する手順
Add-onを入れます。
インストールしたら、プロジェクトに移動して、TOOLS → Link Checker → SCAN FOR LINKSを押すだけです。
上記スクショではわざと404が出るように存在しないリンクを作成しました。しっかりキャッチしてくれています。
Brocken Link Checkerで同じことができますが、『納品前チェック用』と考えると余計なプラグインを入れる必要もなく、非常に有効です。
MagicSync
多分これは使える方が限定される機能です。ただし、使える環境にある人にとっては非常に強力なツールとなっています。
MagicSyncは、Flywheelでワードプレスをホスティングしている場合、Localとコネクトさせることができる、という機能です。
コネクトさせたものは、diffのあるものだけを表示したり、LocalからFTPを介さずにデプロイできたりします。
他にも、Cache Busting(キャッシュクリア)やバックアップ機能も有しています。
FTPを介さないためセキュリティ面も高いです。
とても魅力的な機能ですが、僕の場合はFLYWHEELを使うことはまずないと思うので、使うことができない機能ですね…。
Instant Reload
Instat Reloadはcssの変更を監視して、自動的にブラウザリロードをしてくれる機能です。
cssだけというのが微妙なのと、僕はWordPress開発の際はGulpを使うので使うことはなさそうです。
こちらもAdd-onを入れます。
ちょっと宣伝ですが、徹底的に初心者に向けたGulpのNoteをリリースしました。
有料なので無理には買わなくていいですが、読んでいただいた方からは非常に好評いただいており(実際の声はnoteで確認できます)、回答付きなので挫折OK、返金も可能なのでご興味あれば覗いてみてください。
Cloud Backups
Cloud BackupsはGoogle DriveまたはDropboxにバックアップを取ることができるアドオンです。
自分のローカルPCにしかデータがないと、PCを壊したり、紛失してしまうなど不測の事態に対応できません。バックアップを取っておくことはとても重要です。
Localのアップデートマジで神ですね!
— のせっち@爆速納品するエンジニア (@nosecchi01) July 6, 2021
Pro版の機能が全て使えるようになったことに加えて、「クラウドバックアップアドオン」も使えるようになっています😊
Google DriveやDropboxなどに簡単にバックアップを取れるようになりました!
控えめに言って神😇#駆け出しエンジニアと繋がりたい
Localのアップデートマジで神ですね!
Pro版の機能が全て使えるようになったことに加えて、「クラウドバックアップアドオン」も使えるようになっています😊
Google DriveやDropboxなどに簡単にバックアップを取れるようになりました!
控えめに言って神😇
Cloud Bakcupsを使用する手順
他のAdd-onと同じ手順でCloud Backupをインストールしてください。
Cloud Backupを使うには、LocalアカウントとGoogle Drive/Dropboxアカウントを連携する必要があります。
連携できたらLocalアプリに戻って早速バックアップをしていきます。
といっても操作は簡単で、各プロジェクトでCloud Backupsを選んでBACK UP SITEを押すだけです。他のAdd-onと一緒なので簡単ですね!
詳細設定を行う画面が出てくるので、descriptionを任意で入力します。
日付が多分わかりやすいです。(空白でもOK)
EDIT FILES TO IGNOREを押すと、エディタが開いて、バックアップしないファイルを指定できます。
最初からいくつかのファイルが指定されていますが、タスクランナー・ビルドツールを使っている人はnode_modulesを追加しておくといいでしょう。
Google Driveを確認すると、LocalBackupsというフォルダが作成され、そこにバックアップデータが入ります。
中身を見ても何もわからないので、バックアップの際はLocalのアプリから行う必要があります。
おまけ:One-Click Admin(神 of 神)
おまけです。これはアプデ前から使えたのかどうか定かでないのですが、とにかく使わないと損な神機能なので紹介します。
One-Click AdminはAdminボタンを押した際のUsername, Passwordの入力を省略できる神機能です!
使い方は、OVERVIEW→One-Click Adminからログインユーザーを選択するだけです。
後は、いつも通りADMINボタンを押せば、Username、Passwordの入力を省略していきなり管理画面に入れます!
ワードプレス開発中は何度も管理画面に入ります。
複数プロジェクトが並行したり、過去のプロジェクトの修正などが入ると更に大変です。
地味ですが、個人的にはこれが最も嬉しい機能です。
まとめ
Localの6.0.0アップデート内容を解説しました。神アプデをしてくれたLocalに感謝しつつ、追加機能を有効に使っていきましょう!