こんにちは!Webディレクター兼エンジニアののせっち@nosecchi01です。
2019年8月〜フィリピン・セブでデザイン留学をしています。
本記事から2ヶ月目に入ります。
よかった事・悪かった事を両方書いていますので、デザイン留学を検討している方は参考にどうぞ。
1ヶ月のまとめ記事はこちら
1週間ごとにリアルな体験を追いたい方はこちらからどうぞ!
学べること:2ヶ月コース
- 5週目:デザインの細部に意識を向け、表現力を磨く
- 6週目:エンドユーザーに対する理解力を深め、最適解に導くプロセスを学ぶ
- 7週目:課題を解決する提案力を身につけ、価値を転換する発想力をつなぐ
カリキュラムは2ヶ月コースに入ります。
1週分少ないのは、最終週はほぼ卒業制作だからですね。
基本的に今月はロゴ制作になります。
5週目を受けてみて
1週目のテーマは、デザインの細部に意識を向け、表現力を磨くでした。
今週の目標は
自分の名刺をデザインする
です。具体的には、
- 自分を表現するキャッチコピーを考える。
- キャッチフレーズを体現するロゴの制作。
上記を行いました。
デザインは細部に宿る
制作に移る前に実際の名刺トレースを行ったのですが、
社名、ロゴ、文字一つ一つなど細部にどれだけこだわりを持って制作されているのか、がよくわかりました。
デザイン留学2ヶ月目始まりました!
今月はロゴ制作ですね!
早速トレースをやったのですが、デザイナーさんがどれだけ細部にまで拘りをもって作っているか、がよくわかりました🤔
文字一つにも、曲線や長さなど本当に繊細な調整がなされているんですね😇
— のせっち@セブデザイン留学 (@yukinouz1) September 3, 2019
キャッチコピーを考える
今回は自分の名刺を制作する、ということで、自分のキャッチコピーを考えました。
- 自分とはどういう人間なのか?
- 自分のいいところや知ってもらいたいところはどこか?
- 相手にどう感じてもらい、どのような行動を起こしてほしいか?
など多方面から自己分析し、コピーにしていきます。
コピーはただの文章の羅列ではなく、相手にどういう印象を与えるかが重要です。
自分の特徴をただ並べるだけだと、情報が分散してしまい相手の記憶に残りません。
情報を削ぎ落とし、一番伝えたいメッセージを簡潔に伝える工夫が必要です。
どれもキャッチコピーを聞いただけで心に残り、コピーと商品(ブランド)が一瞬で結びつきますよね!
優れたキャッチコピーの例
- お口の恋人(ロッテ)
- ファイト一発(大正製薬のリポビタンD)
- Think Different(Apple 1997年の広告キャンペーン)
この
コピーを見た数秒の間に記憶に残る
コピーを考えるのはとても難しいですね!
ロゴデザイン・名刺制作
キャッチコピーを考えた後は、ロゴを制作し、名刺にしていきます。
上記で考えたキャッチコピー・自分の特徴をどうロゴとして表すのかデザインで表現していきます。
正直これは結構難しいです・・・。
実際に講師の方が案件で作成したロゴや、モンスターアカデミア、モンスターハブ(バンコク拠点)のロゴ制作過程・ボツ案などを見せてもらえるのですが、
複数案のロゴ案を作るだけでなく、同じテイストのロゴでも少しずつ色や形を変えて何パターンも作成します。
これぞ細部にこだわるデザインですね。
講師の方によるとプロデザイナーがロゴ制作の際にこだわる点は
- 一つのロゴに対して200パターンほど制作する
- 1週間ほどかける
- 細かい作業続きで目がミクロ視点になってしまうため、一度「寝かせる」
上記の通り。
一つのロゴに対してかなり手間暇をかけていることがわかります。
今回制作期間が2.5日くらいなので、
- 方向性をかためる
- ラフスケッチを起こす
- illustratorで制作し、細部を詰めていく。
上記を短時間で進めていかなければなりません。
ペンツールで違和感のない曲線を使ったり、丸の組み合わせで美しい曲線を表現したりとこだわり出すと際限がないですね。
僕の気づきとしては、
とにかく手を動かすこと
かと思いました。
デザインは一発で決めることは難しく、プロデザイナーでも何案も出してその中から絞って絞って最終のロゴデザインを決めています。
上記は講師の方からも言われるのですが、『頭で考えるよりもとにかく描いてみることが大切』です。これは実感しました。
手を動かしているうちになんとなく「これは違う」とか「この方向性はいいかも」が見えてきます。
参考:丸(円)のみで作られたデザイン
丸の組み合わせでのロゴ制作はアップルのロゴが有名ですね!
黄金比を使って表現しています。
黄金比とは、ギリシャのパルテノン神殿にも採用されている、人が最も美しいと感じる比率です。
実際に僕が制作した名刺
僕が実際に制作した名刺を掲載します。
ロゴについては、提案書にある通り、
- 自由の象徴である鳥で場所にとらわれない自由な生き方を表現。
- 鳥の体がバンコクの「B」になっている。
- Mac一つで世界のどこでも仕事ができる。
- 自分の特徴であるメガネをかけている。(よく立って作業している)
- 足元(土台)にスキルを書いている。
という感じです。
おまけ:ムラケン(講師)ツイートに注目!
モンスターアカデミア講師のムラケン@muraken43111407さんはツイッターはデザインに関する有益情報が多いので要フォローです!
デザイン全般の知識や、講義中の気づきなどをツイートしています。
デザイン学び始めの時に陥りがちなのが、
いろんなところに配置したり大きさをバラバラにしたりすること。
デザインとは相手がいて、相手が読みやすい・伝わりやすいようにすることなので、
規則性を持って並べることで、美しいデザインが出来上がりますこちらのデザインは良い例。閉店するけど
https://t.co/jO4LGTrons— muraken@セブでデザインの先生 (@muraken43111407) September 6, 2019
僕はデザイン制作の際には、
参考となるデザインを集めまくってエッセンスをパクる
というやり方をやっているのですが、今回のロゴ制作では結構サクッと「パクリ元」が集まってしまいました。
「こんなオリジナリティゼロの制作物いいのかな・・・?」と感じていたのですが、
ムラケンさんからは、
- 実は理想の制作過程。
- オマージュという言葉もあり、れっきとした技術。
- そのままパクるのはNGだが、掛け合わせる事でオリジナルになる。
上記のような言葉をもらい自信が持てました。
これはあらゆる分野で応用可能で、自分が好きだとかすごいと感じる事に関して
それを真似る、パクることはクリエイティブの基本技術です。
いきなり0から新しい発想は生まれません。
新しい技術すらも、何かの模倣から生まれると考えれば、自分の脳だけで創作しようという発想は愚行です。
— muraken@セブでデザインの先生 (@muraken43111407) September 6, 2019
まとめ
・2ヶ月目のテーマはロゴ制作
・5週目はキャッチコピー・ロゴを制作し、自分の名刺を作る
・ロゴ制作にあたっては細部にこだわるデザインが重要
・ロゴ制作は難易度が高いが、モンスターアカデミアはの講座では制作期間が限られている。