こんにちは!Webディレクター兼エンジニアののせっち@nosecchi01です。
2019年8月〜1ヶ月間、フィリピン・セブでデザイン留学をしています。
よかった事・悪かった事を両方書いていますので、デザイン留学を検討している方は参考にどうぞ。
1週目の記事はこちら
2週目の記事はこちら
学べること:1ヶ月コース
- 1週目:分析力と考察量を深め、デザイン視点の解像度を上げる
- 2週目:非言語概念を言語化し、アウトプットする
- 3週目:デザインの意図を理解し適切な情報設計でコミュニケーションする
- 4週目:意図を持ってデザインし、要望を解決する。
3週目を受けてみて
3週目のテーマは、
デザインの意図を理解し適切な情報設計でコミュニケーションする
でした。
中間制作の発表、最後のアウトプットトレーニング、そして卒業制作へ着手、と盛りだくさんの週でした。
中間制作:旅行マッチングサイトのデザイン
中間制作は、架空の旅行マッチングサイトの作成です。
コンセプト、具体的なペルソナ、ワイヤーフレームが与えられ、それを元にデザインをしていくという流れです。
実案件に置き換えると、
ディレクターまたは制作会社がエンドクライアントからヒアリングした内容を元に、デザインのみ受け持つ
というケースに該当します。
実際のアウトプット
今回は商標利用NGの画像も使ったためブログには載せられないですが、
相変わらずシンプルというか、少しつまらないデザインになってしまい反省です。
「シンプル」と「つまらない」デザインは紙一重ですが、僕のは多分「つまらない」方ですね・・・。
デザイン界では下記のように表現されています。
- Less is more(少ないことは効果的だ)
- Less is bore(少ないことはつまらない)
デザイン留学Slackでシェアされた良記事
✅Less is more(少ないことは効果的だ)
この記事の神な部分は、
✅Less is bore(少ないことはつまらない)との対比で説明されていること「言ってることはわかるけど、具体的にどゆこと?」
となる想像力ゼロの僕にピッタリの記事😇https://t.co/HL8xwbJaOc— のせっち@セブデザイン留学 (@yukinouz1) August 22, 2019
ガッツリフィードバックしてもらえます。
中間制作は講評会があり、講師の方からガッツリとフィードバック(FB)をもらえます。
僕がもらった実際のFBは下記です。
- 「計画してるときが一番楽しい」というコピーはいいのに、デザインで表現しきれていない。
- 全体としてあっさりしており、計画しているワクワク感が感じられない。
- メインビジュアルの画像が(人物のアップで)とてもパーソナル。もっと引きの画でもよかった。
- 要素の繋ぎを線+飛行機のアイコンで表したのはよかったが、視覚導線は画像から画像ではなく文字から文字にすべき
- 全体的に要素をコンパクトに纏めていたのに、最後のセクションのみサイズ感が大きくなり違和感。
実際のデザインを見ないとわからないと思いますが、かなりしっかりとFBをもらえる、という事がわかると思います。
初心者のうちは自分のデザインがいいのか悪いのかもわからないので、プロ視点のFBは有り難すぎますね。
自分が微妙だな、と思ったところは見抜かれる
もらったFBに対して、
「やっぱりそこ言われるよな・・・」
と思うところが多々ありました。
やはり、自分がここのデザイン微妙かな、、、と思ったところは高確率で見抜かれますね(^^;
僕のケースだと、
- 「計画してるときが一番楽しい」というコピーはいいのに、デザインで表現しきれていない。
- 全体としてあっさりしており、計画しているワクワク感が感じられない。
上記に関しては甘えた部分でして、FBに対してぐぅの音もでないという感じでした。
見透かされているようで、正直恥ずかしいです。
決して手を抜いたわけではないのですが、
- 自分がそのデザインに対して「納得しているかどうか」
- コンセプトをデザインで表現できているかどうか?
この辺りの自問自答が非常に重要と感じました。
自分が納得していないのに、相手を納得させられるわけないですからね。
デザインって奥が深いなと思います。
本当に手が抜けないなと思います。
デザイン留学にて中間制作の発表がありました。
自分が、ここイマイチだなとか、表現しきれてないな、と思うところは絶対に相手もそう思っているんですよね。
表現力の引き出しが少ない。#monstaracademia#デザイン留学
— のせっち@セブデザイン留学 (@yukinouz1) August 19, 2019
アウトプットトレーニング:ディレクター思考を養う
毎週あるアウトプットトレーニングですが、今回の内容はWebディレクターの僕としてはドンピシャの内容でした。
課題は、
とあるサイト改修を請け負うにあたり、改善提案する
というものでした。
- サイトの目的はなにか?
- 改善案の提案(コンセプト)
- 改善案を更にコミュニケーション、デザイン、コンテンツに分解
上記の構成で行います。
Webディレクターとしての言語化力が養われる
- サイトの目的はなにか?
- 改善案の提案(コンセプト)
- 改善案を更にコミュニケーション、デザイン、コンテンツに分解
上記の通り抽象 → 具体に落とし込みながら言語化する事で相手を納得させる提案をする事ができます。
現状の課題について、例えば
- テキスト過多で画像が少ない
- 見にくい
など、個別課題はいくらでも見つける事ができます。
しかし、パーツパーツを改善しても本質的な課題を解決できるとは限りません。
例えば、
サイトとしての情報整理ができておらず、うまくユーザー導線が引けていない
と、一段抽象度を高く課題を認識できると、課題に沿った効果的な改善案を出す事ができます。
抽象度を高めて言語化する = 現行サイトの核心となる課題を洗い出せる
ということです。
Webディレクター以外にも、全ての仕事に応用できるスキルなので、これだけでも受ける価値アリですね!
卒業制作
3週目後半からいよいよ卒業制作に入ります。
卒業制作では、題材のみ与えられ
- コンセプト設計
- ワイヤーフレーム制作
- テキストライティング
を全て行います。
ディレクション → デザイン・ライティングまで全て一人で行うようなイメージです。
実案件の場合は、エンドクライアントへヒアリングして決定する部分を全て自分で決める事になります。
こういうのはPMになるんですかね?(よくわかってません。。。)
自分のデザインもですが、他の受講生の作品もすごく楽しみですね!
3週目のようなアウトプットトレーニングをもっと増やすべき
個人的な感想ですが、3週目のアウトプットトレーニングは実案件に近く、とても効果的でした。
単純なアウトプットトレーニングにもなりますし、他の人も意見(=自分とは違う視点)も聞けるので効果が何倍にもなります。
僕は1週目の内容は全て独学でいけると思っているので、1週目の内容は事前課題として設定しつつ、このような現地でしかできないようなカリキュラムを増やすべきと考えます。
まとめ
・3週目は中間制作の発表、最後のアウトプットトレーニング、卒業制作着手と盛り沢山の内容
・ディクレクター寄りの実践的な内容も盛り込まれている。
・こうした現地ならではのカリキュラムを増やすべき。